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読書日記その59

『雀師流転』 阿佐田哲也

大学時代、阿佐田哲也の麻雀小説を読み漁りました。
当時はまだ麻雀も覚えたてだった私。
小説に出てくるイカサマ技に挑戦してみては自分の不器用さにがっかりしたり。
映画『麻雀放浪記』のビデオを入手して何回も繰り返して見たり。

その結果として麻雀大好きな私が出来上がったわけです。
さすがに「俺は麻雀で食べていく!」とまでは思いませんでしたが。

そんな阿佐田哲也の単行本未収録の長編小説、『雀師流転』が収録され、さらに文庫未収録のエッセイ23編も併載されているとあっては読まざるを得ません。
『雀師流転』は未完に終わっているのが残念ですが。

『雀師流転』には戦後の麻雀打ち達が持つ退廃的雰囲気が滲み出ています。
そして打算と奇妙な友情で繋がった人間関係。
まさに「もう一つの麻雀放浪記」とも言える作品です。

他にも「文庫未収録短編集」として『天和をつくれ』という本も出ているらしいので、そちらも今後購入して読んでみます。
しかし麻雀小説を読むと、実際に麻雀が打ちたくなってしまって困りますね。
そんな事をしている時間は無いのに。

テーマ : 今日の一冊 - ジャンル : 本・雑誌

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